工業・情報化部の責任者は21日、国務院新聞弁公室が開いた「中国経済の質の高い発展の成果」シリーズ会見において、「中国の工業経済は2024年に、全般的な安定と安定しつつ前進する傾向を保っており、マクロ経済の基礎安定においてバラストの力を発揮した」と述べた。

データによると、24年の一定規模以上工業付加価値額は前年比5.8％増で、増加率が前年を1.2ポイント上回った。製造業の規模は15年連続で世界一を維持。工業・情報化分野の経済成長への寄与率は4割で、「安定装置」「バラスト」の力を効果的に発揮した。

中国の41の工業大分類のうち39が24年に増加を維持。電子、非鉄金属、化学工業、自動車などの重点業界の工業生産増への寄与率は4割。通年の一定規模以上の設備製造業の付加価値額は前年比7.7％増で、一定規模以上の工業成長への寄与率は46.2％。ハイエンド設備や人工知能などの分野でイノベーション力がさらに上がり、新材料、バイオ製造、ロボットなどの新興業界が急成長し、新たな原動力の育成が加速した。

工業・情報化部の責任者は、「次の段階においては従来の政策と追加政策の実施と奏効に力を入れ、工業経済の安定しつつ好転する傾向の維持を促す」と述べた。

また24年は「両新」政策（大規模な設備更新及び消費財買い換え政策）の効果発揮により、設備及び工具・器具投資額が前年比15.7％増となり、投資全体の増加率を2.2ポイント引き上げた。工業・情報化部は今後、「両新」政策の実施に力を入れ、第15期五カ年計画を見据え一連の重大投資プロジェクトを打ち出す予定だ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月22日