デジタル技術の深い応用に伴い、消費の新業態・新モデル・新シーンが続々登場し、人々、特に若い世代の消費の意欲を掻き立てている。デジタル消費はすでに、経済成長を促す重要なエンジンになっている。

江蘇省沭陽県は近年デジタル消費の発展に取り組み、植木ライブコマースという新モデルを広め、国内外市場での植木の販売を後押ししている。年宵花などの商品が米国、マレーシア、シンガポールなど多くの国と地域に輸出されている。今や全県の植木就業者は35万人以上で、植木EC業者は5万を突破。2024年の植木売上高は350億元。

ライブコマース、ショートビデオマーケティング、即時小売。ネットショッピングの新形式もまた、若者の消費の新たな需要をけん引・創出している。

中国消費経済学会副理事長、北京工商大学商業経済研究所所長の洪濤氏は、「ライブコマースはエンタメ、ショッピング、コミュニケーションを融合させた新型ショッピング方法で、若者から好まれている。関連データによると、90年代生まれがその主な消費者となっている」と述べた。

美団閃購のデータによると、プラットフォームは2024年にカットフルーツを5億点販売した。生花、フェイシャルパック、ブラインドボックス、ゲーム用コントローラーなどの販売がいずれも大幅に増加しており、うちブラインドボックスの販売量は前年比990％増。美団研究院の王凱研究員は、「夜にフードデリバリーを注文するといった新型消費行為の多くは、新しい消費モデルを受け入れ好む若い世代にけん引され、多くの実店舗の売上増を支えている」と分析した。