米国の追加関税による悪影響が続き、ニューヨーク株式市場の3大株価指数が4日、前営業日の下落傾向を引き継ぎ、続落した。ハイテク銘柄が集中するナスダック総合は一時、昨年12月16日につけた最高値からの下落率が10%以上となった。
S&P500の4日の取引終了時に、昨年11月4日以来の最低水準となった。これは昨年の米大統領選以降の上昇分を吐き出した形だ。
米国は4日より、各国への関税上乗せを開始し、報復措置を受けた。追加関税による衝撃は市場マインドを強く冷やしている。
米資産管理会社のアナリストは、「関税は物価上昇の圧力を増し、経済成長に影響を及ぼす可能性が高い。これは全体的に、リスク資産にとって不利だ」と述べた。
またS&P500の金融セクターは同日、3.54%下落した。JPモルガン・チェース、VISA、マスターカードの株価が大幅に下落した。
投資家は現在、貿易の緊張情勢の動向に注目している。関税政策の変化は今後も、米株式市場主要株価指数の動きを主導する見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月6日
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