share

技術で認められ、開放で協力を促す MWCで注目される中国勢

中国網日本語版  |  2025-03-10

技術で認められ、開放で協力を促す MWCで注目される中国勢。

タグ:MWC シャオミ 栄耀

発信時間:2025-03-10 15:34:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「シャオミのハイエンド化が加速」「栄耀がAI端末エコシステム企業にモデル転換」「ZTEが重要イノベーション成果を展示」モバイル関連技術展示会「MWC Barcelona 2025」で、中国企業とその展示した技術は国際メディアが避けては通れない話題となった。今年の会期は中国の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)と重なった。第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の婁勤倹報道官は4日、米国人記者からの質問に対して、「世界は豊富で多彩であり、技術進歩の道も一本だけではない。DeepSeek社を始めとする中国テック企業による技術の持続的なブレイクスルー、それから一部の通信企業の栄枯盛衰は、革新と開放・共有を貫き人々の福祉を促進することが正しい選択であることを十分に説明している」と答えた。

技術で認められ、開放で協力を促す。これは中国テック企業がWMCで示したイメージだ。MWCの開幕前日の現地時間2日、シャオミはバルセロナで新製品発表会を開いた。最新のフラグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」の欧州での販売価格を1499ユーロからとし、「iPhone 16 Pro Max」の価格を上回った。これは同ブランドの国際「超ハイエンド」スマホ市場を切り開く新たな主力となった。シャオミは2023年に、10年をかけ世界の新世代ハイテクけん引者になるとしたが、この目標はシャオミのすべての資源の投入先を示した。

栄耀も同じく2日、バルセロナで「アルファ戦略」を発表した。スマホメーカーからAI端末エコシステム企業へのモデル転換を発表すると同時に、手を携え共に進み、開放・共創・共有のエコシステムを築くよう業界全体に呼びかけた。栄耀の新任の李健CEOは発表会で、グーグルクラウド、クアルコム、CKHグループ、Orange、テレフォニカ、ボーダフォンの代表者と、この戦略の幕を開いた。

今年のMWCにおいて、技術の多極化の流れがより鮮明になった。ファーウェイとクアルコムが6G周波数管理で駆け引きを展開し、DeepSeekがオープンソースエコシステムによりChatGPTの技術の覇権に挑む中、「イノベーションの追随者」から「ルールメイカー」に生まれ変わる中国企業が増えている。これはより開放的で協力的な科学技術の未来への期待を浮き彫りにした。

欧州科学技術コンサルティング会社のジェフ・ロビンソン上級アナリストは記者に、「貿易の棍棒が猛威を振るい、協力を制限する時代において、世界はオープンソースを堅持するDeepSeekと、中国企業が絶えず示す開放的な姿勢を目にしている」と述べ、こう締めくくった。

「中国の科学技術力が挑戦を迎えながら前進を続けており、時代遅れの認識を捨てるべき時が来たことは事実によって証明済みだ」

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月10日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで