記者の調べによると、今年に入り資産運用や投資などで人工知能（AI）の提案の採用を試みる人が増えている。AIは資産運用面で頼りになるのだろうか。

「あなたは資産運用アドバイザーです。10万元の消費・投資計画を作り、かつその理由と参考資料のソースを教えて下さい」これは現在流行中のAIモデル「DeepSeek」に対する記者の質問だ。「深度思考（R1）」と「オンライン検索」機能がオンになると、DeepSeekが直ちに答えを出した。DeepSeekの提案には、中心的な配置のロジック、理論の根拠及びデータの出所、動的な調整の提案などの内容が含まれていた。

記者はAIが出した答えを持ち、金融分野の専門家に問い合わせを行い、具体的な分析を依頼した。中国郵政儲蓄銀行の娄飛鵬研究員は、「全体的に見ると、今回の資産運用及び投資プランは資産の多元的な配置を十分に考慮し、リスク、収益、流動性などの各方面を考慮した。資金配置について、今回のプランは日常生活の消費への注目が弱く、投資面では過度に分散し、海外ファンドへの配置などの提案が理想化されている。またこのプランは投資家の金融の高い素養を求める」と述べた。

娄氏はさらに、「データの質やモデルトレーニングなどの理由により、AIに『幻覚』などの問題が生じ、正確な答えを生成できない可能性に特に注意すべきだ。そのためAIの提案には慎重な態度を保ち、実情に応じて自ら確認・判断し、提案の正確性と適用性を保証するべきだ」と続けた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月19日