山東省泰安市の九女峰の麓に位置する東西門村は、悠然たる青山、のどかな古道、流れる水、カフェ、書店、民宿などにより、レジャーと観光を楽しむ各地の人々を集める。
アグリツーリズムの発展を模索し、現在の観光客の殺到を迎えるまで、資金サポートが重要な力を発揮した。建設銀行は昨年、村のレジャーエリアの建設に5000万元の融資を提供した。村全体の計画・設計と、観光プロジェクトの形成を支援し、村を人気観光地にするため後押しした。
これは消費振興への金融サポートの縮図だ。昨年末の中央経済活動会議と今年の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)の政府活動報告はいずれも、「消費振興に取り組み、投資の効果と利益を高め、内需を全面的に拡大する」を今年の各種重点任務の最上位に据えた。マクロ政策は消費振興に力を入れ、多くの銀行がサポート案を発表し、関連政策のスムーズな実施を促している。
建設銀行と郵儲銀行はこのほど行動案を発表し、金融イノベーション及びサービス高度化をめぐり多くの消費振興の具体的な措置を掲げた。中国銀行は今年、1兆元以上の融資を提供し、1000億元の財政性収入を創出し、域内外の1億人以上の消費者を対象に100億元の消費補助金及び費用削減・利益還元を提供する。
これと同時に、多くの銀行の消費分野への融資が大幅に増えている。2月末現在で、工商銀行は個人消費に1兆7000億元以上の融資を提供している。農業銀行の個人消費融資残高は年初より169億元増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月21日
![]() |
![]() |
![]() |