ある内陸部の町では毎年150億本以上のライターが生産され、世界の120以上の国及び地域に販売される。一滴の燃料も生まないが、世界のライター重要生産拠点になった。海沿いではないが大規模な輸出を行い、整ったライター産業チェーンを形成している。

この湖南省管轄県級市は邵東市と呼ばれる。邵東の2024年のライター産業の生産高は前年比6.5％増の148億元で、市の工業総生産額の17％以上を占めた。うち輸出による収入は3億7500万ドル。

湖南東億電気股份有限公司の工場に入ると、6本の自動化生産ラインが同時に稼働し、各種部品がロボットアームによってスムーズに組み立てられる。ライターの1日当たり生産量は100万本。邵東市政府は2017年に2億元の投資でスマート製造技術研究院を設立し、ライター産業のモデル転換及び高度化を後押しした。統計によると、市のライター生産企業の60％以上が自動化改修を完了するか改修中で、技術イノベーションが産業発展の力強いエンジンになっている。

「邵東市『4×500』特色軽工業産業構築5カ年行動案（2024−28年）」が24年に発表され、ミドル・ハイエンドライター製品の研究開発がより重要な位置に据えられた。またライターの生産高を28年に300億元にする予定。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月7日