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中国が米国の相互関税に懸念、WTOで共鳴を呼ぶ

中国網日本語版  |  2025-04-10

中国が米国の相互関税に懸念、WTOで共鳴を呼ぶ。

タグ:米国 相互関税 WTO

発信時間:2025-04-10 16:16:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界貿易機関(WTO)は9日、スイスのジュネーブで物品貿易理事会の今年初の会議を開いた。中国側は米国側の相互関税及びその悪影響に深刻な懸念を表した。WTOルールを遵守し、世界経済及び多国間貿易体制への衝撃を回避するよう米国側に求めた。

中国側の発言は共鳴を呼んだ。EUは、米国の相互関税はWTOの基本原則を著しく損ねるもので、貿易不均衡の問題解消に資さないとした。英国、カナダ、日本、韓国などの加盟国は、米国の相互関税は国際貿易の秩序を乱し、世界の産業チェーン及びサプライチェーンの安定を破壊し、米国を含む各国の生産業者及び消費者の利益を損ねると批判した。ペルー、カザフスタン、チャドなどの加盟国は、米国の相互関税は経済が脆弱な開発途上国、特に後発開発途上国の加盟国に深刻な衝撃を生むと批判した。また公平で開放で透明で包摂的で差別なき多国間貿易ルールを守ることは、開発途上国に対して重要な意義があると強調した。

関連加盟国は、WTOを中心とする多国間貿易体制は国際貿易に重要な貢献を成し遂げたとして、WTOが積極的な力を発揮することを引き続き積極的に支援するとした。また加盟国に対して、多国間枠組み内で相互の食い違いを解消するよう呼びかけた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月10日

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