米国債利回りが9日に急上昇し、この数カ月で最高の水準を記録した。通常であれば、投資家は金融市場の不確実性が上がるとリスク回避のため米国債を購入し、利回りが低下する。米国債の価格が下がり利回りが大幅に上昇するのは異常で、米国債市場が「総崩れ」する懸念が生じている。
ドイツ銀行マクロ戦略担当者のヘンリー・アレン氏は、「米国債市場に信じがたい投げ売りが生じているが、これは米国債が伝統的なリスク回避先としての地位を失いつつあることの現れかもしれない」と述べた。
コンサルティング会社ヤルデニ・リサーチのエド・ヤルデニ社長兼最高投資戦略責任者は、「米政府当局者はこれまで、米国債利回りと住宅ローン金利の低下という成果を自らの手柄としていた。不幸なことに、外国の投資家は米国債の投げ売りを開始した可能性がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月10日
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