中国と豪州の経済・貿易関係の回復に伴い、豪州の一部の果物の対中輸出が検討される可能性がある。豪州はまずリンゴとブルーベリーの対中輸出について交渉するが、中国はナツメとキウイフルーツの対豪輸出を希望している。13日付香港紙「南華早報」が伝えた。
豪農漁林業省はこれまで国内の生産業者に対して、リンゴの交渉が今年第1四半期に完了する可能性があるとの通知を出した。豪アボカド協会のJohn Tyas最高経営責任者(CEO)はこのほど、「これは延期されると見られるが、アボカドは今後数カ月内に次の優先事項と発表される可能性がある。これは我々にとって朗報だ」と述べた。
また、豪州産牛肉はこのほど中米貿易摩擦により、中国への輸出を大幅に増やしている。2月と3月の輸出量は前年同期比40%弱の増加で2万1800トンにのぼった。
豪牛肉輸出業者のBINDAREEの重役は、「世界的に真っ向から対立する状況が生じ、かつ中国などの国が米国製品への関税を引き上げた場合、米国の牛肉がこれらの地域で商業的な可能性を失うことになる。豪州産牛肉はこの穴を埋めることができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月14日
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