天津市政府新聞弁公室が27日に開いた会見によると、中国北方初の自由貿易試験区である天津自由貿易試験区は設立から10年に渡り、系統的・統合的制度イノベーションにより産業のボトルネックを解消し、一連の特色ある産業クラスタを集めた。

金融イノベーションが規模を形成。天津自由貿易区は共同リース、オフショアリースなどの40のリースモデルを模索。ファクタリング業界標準を初めて作り、30件以上の政策を刷新し、全国の商業ファクタリング業界の機関を集めた。

「保税＋」に実りある成果。天津自由貿易区の保税修理は、航空・宇宙、建機、船舶などの多くの品目をカバー。国内の業務モデルが豊富で、政策制度のイノベーションが豊富な地域になった。保税研究開発が初めて航空分野に導入され、国産フライトシミュレーターの開発を力強く促した。

ネットワーク型貨物輸送が力強く発展。天津自由貿易区は共有経済企業総合サービスシステムを構築。累計で全国の426万6000人の運転手と392万5000台の車両を統合。2024年に完了した運送契約は5367万件、貨物輸送量は5億8000万トンで、輸送費の総額は900億元以上。さらに輸送機器及び燃料のネット小売などの川上・川下にサービスを広げ、整った業界エコシステムを形成した。

バイオ医薬品のイノベーションとブレイクスルー。天津自由貿易区は臨床で緊急に必要な輸入薬品のグリーンルート試行、輸入研究開発薬品のホワイトリスト制度、域外バイオ製品越境分割生産などの革新的な措置を講じ、遺伝子・細胞産業促進条例を発表した。200社以上の重要バイオ医薬品企業を区内に集め、生産高が500億元弱にのぼった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月28日