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BYD「深セン号」が出港、「国産車自前輸送」時代が到来

中国網日本語版  |  2025-04-28

BYD「深セン号」が出港、「国産車自前輸送」時代が到来。

タグ:BYD 深セン号

発信時間:2025-04-28 15:39:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国が独自に建造した積載量世界最大の自動車運搬船であるBYD「深セン号」が27日夜、輸出初航行を開始した。BYDの新エネ車7000台以上を積載し、江蘇省太倉港を出発し、ブラジルのイタジャイ港に向かった。航程は30日以上。

取材に応じた専門家によると、深セン号の航行開始は、中国の「国産車自前輸送」時代の到来の加速を反映した。

深セン号は招商局傘下の造船所が建造する、9200の標準積載車両スペースを備える新エネ車運搬船であり、BYDにとって4隻目の専門的な新エネ車運搬船だ。これまでの1−3隻目はいずれも中国製。

中国税関総署の統計によると、中国の自動車輸出量は2024年に640万台を突破し、2年連続で世界一になった。データによると、自動車遠洋海運に従事する世界の700隻以上の専用船は、主に欧州、日本、韓国の企業の手にあり、中国の自動車運搬船の輸送力は世界の2.63%のみ。これは中国の自動車輸出能力との間に大きな開きがある。

BYD、奇瑞、上汽などの中国自動車メーカーは近年、自前の船隊を作っている。広船国際は2023年1月、BYDデュアル燃料自動車運搬船の受注成立を発表した。奇瑞集団はその後、自前の船隊を構築することを発表した。上汽集団傘下の安吉物流は近年、江南造船所で7000台以上を積載する複数の大型自動車運搬船を注文している。

BYDのRORO船は今年第1四半期に2万5000台以上の新エネ車を海外に輸送した。BYDの新エネ車の「足跡」は世界の100以上の国と地域に広がっている。

業界内の専門家は、海運コストは最終販売価格に大きな影響を及ぼすが、自前の船隊により中国自動車メーカーはさらに大きな発言権と自主権を手にするとの見方を示した。

中国交通運輸協会新技術促進分会専門家委員の解篠文氏は、「自動車メーカーが競うようにして船を調達し海外進出しているが、これは中国自動車産業の持続的な発展及び成長や、グローバル化の持続的なペースアップの縮図だ。これは輸出事業の安定的な進行を支え、輸送費を下げ、海外ユーザーに製品を期日通り交付できるようにする」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月28日

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