中国国家エネルギー局は25日、中国の風力及び太陽光発電設備容量が初めて石炭燃焼をメインとする火力発電を上回ったと発表した。世界最大の温室効果ガス排出国である中国は、2030年までのCO2排出量ピークアウトと、60年までのカーボンニュートラルの実現を目指すと約束した。AFP通信が25日、伝えた。
国家エネルギー局によると、今年第1四半期の中国の風力及び太陽光発電新規設備容量は7433万kWで、累計で14億8200万kWにのぼった。初めて火力発電(14億5100万kW)を上回った。
中国の指導者は23日、国際情勢がどのように変化しようとも、気候変動に積極的に対応する中国の行動がペースダウンすることはないと述べた。米国はパリ協定から離脱し、化石燃料の採掘を大幅に拡大すると発表した。
中国は再生可能エネルギーの急激な成長において、この新たな節目を迎えた。中国の昨年の風力及び太陽光発電新規設備容量は3億6000万kW。しかし石炭は依然として中国のエネルギー構造において重要な役割を演じている。中国は石炭依存を続けているが、リチウム電池、太陽光、電気自動車、原子力などの技術分野のリードにより、経済の脱炭素化を実現し世界各国にソリューションを提供できる国の一つになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月29日
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