中国各地は手続きをさらに最適化し、サービスを改善するなど「両新」(大規模な設備更新及び消費財買い替え)政策に力を入れ続けている。市場の活力を引き出し、消費者により多くの利益を享受させることが狙いだ。
甘粛省はモバイル政務プラットフォームで、全品目買い替え補助対象商品リストを公開した。今年に入ってから、1日平均の買い替え補助申請は1万件に達し、1日平均9000万元超の売上高を創出。家電や携帯電話などの耐久消費財が成長の主力となり、内需市場を効果的にけん引した。
四川省の自動車消費市場は今年、盛り上がり続けている。全省の自動車買い替えは17万台を突破し、自動車消費を300億元超創出。四川省徳陽市政府は累計2000万元の自動車消費券を発行し、補助金と企業の割引を組み合わせた形で消費促進を行った。
安徽省は消費財買い替えの「ワンストップ」申請方法の実施を推進。補助金資格券は各プラットフォームで相互に利用可能。また「リーディング企業+個人」などの「大が小をけん引」モデルで、農村買い替えネットワークのカバー範囲の拡大を図った。全省の買い替え参加業者は現在1万2000社、店舗数は2万3000軒で、そのうち県域の業者は約51%を占めている。
各地はまた、大規模な設備更新の促進に力を入れている。河北省は老朽化事業用トラックの廃棄更新補助金の実施案を通達した。廃棄車両のタイプ、廃棄繰り上げ期間、新たに購入する車両のタイプに基づき、1台当たり最大14万元の補助金を支給。河北省は現在、新エネトラックの大規模な更新を手掛かりに、交通輸送分野のグリーン化・スマート化モデル転換を加速している。
重慶市は製造業の技術革新・技術改造向け再貸付政策を最適化し、利子補助範囲を拡大し、利子補助関連資金の投資ハードルを下げるなど、金融政策による支援をさらに強化している。重慶市は年内に1500以上の技術革新プロジェクトを新たに実施し、1万5000台(セット)以上の設備更新の実現を図る計画だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月20日
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