中国物流購買連合会が22日に発表した第1四半期(1~3月)の食材サプライチェーンに関するデータによると、景気の回復に伴い、食材サプライチェーンの市場規模は着実に拡大し、安定したスタートを切ったとのことです。
第1四半期の食材消費市場規模は前年同期比2.98%増の2兆7400億元(約54兆6000億円)、食材の流通規模は同3.17%増の1兆7600億元(約35兆1000億円)でした。国民の所得水準の向上に伴い、高品質、健康、安全な食材に対する消費者の需要は増え続け、食材消費構造の変化と高級食材市場の拡大を推進してきました。肉類と水産物の消費量が増え、生鮮野菜・果物、乳製品、卵類の消費需要も顕著に増加しています。
また、電子商取引、ライブコマース、即時小売などのオンライン販売ルートの発展に伴い、食材消費のルートはますます多元化し、外食・デリバリー経営企業の数は急成長を維持しています。第1四半期、外食・デリバリー関連企業の登録数は25万6200社と、前年同期の21万4000社より19.69%増加したとのことです。
中国物流購買連合会食材サプライチェーン分会の最新の企業調査によると、貿易環境の変化は、食材サプライチェーン企業の事業転換とアップグレードを加速させています。ますます多くの企業は従来の欧米市場から地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国、中東、中南米などの新興市場に目を向けています。第1四半期、中国の農産物輸入は縮小しましたが、農産物輸出は前年同期比で6.8%増加しました。(藍、榊原)
「中国国際放送局日本語版」2025年5月22日
|
|
![]() |