米連邦準備制度理事会(FRB)は現地時間28日、連邦公開市場委員会(FOMC)の6、7日の会議議事録を公開した。議事録によると、FRBは政策金利の誘導目標を4.25%から4.5%の間で維持することを決めた。会議出席者は、今後の政策金利の誘導目標の調整と調整のタイミングにおいて、FOMCが関連データ、絶えず変化する景気見通し、リスクバランスを慎重に評価することが必要ということで一致した。
FOMCは、景気見通しの不確実性が現在さらに高まり、失業率上昇とインフレのリスクがいくらか増大しているとの見方を示した。会議出席者は、「インフレが続き、経済成長と雇用の見通しがさらに弱まる状況となれば、FOMCは困難な選択を強いられることになる」と指摘した。
すべての会議出席者は、現在の状況を踏まえ政策金利の誘導目標を4.25%から4.5%の間で維持することが妥当と考えている。通貨政策について、出席者たちは経済成長と労働市場が依然として安定していることを踏まえ、FOMCはインフレと経済活動の見通しがある程度明朗になってから決定すればよいとのことで一致した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月30日
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