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米ドル資産から大規模な資金流出 アジア市場が国際資本の新たな選択肢に

中国網日本語版  |  2025-06-17

米ドル資産から大規模な資金流出 アジア市場が国際資本の新たな選択肢に。

タグ:アジア市場

発信時間:2025-06-17 15:08:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界資本市場が重大な転換点を迎えている。米バンク・オブ・アメリカの最新データによると、米国株式ファンドは過去3カ月で最大規模の資金流出を記録。カナダのケベック貯蓄投資公庫は米国資産の構成比率引き下げを発表。投資の巨匠ジム・ロジャーズ氏は米株全ポジションを手放した。米ドル指数が年初来10%近く下落する中、複数の機関が「米ドルの漸進的衰退」サイクルへの突入を警告している。

今回の世界的な資金移動では、アジア市場が主要受益地域の一つとなった。インドや韓国などのアジア市場では5月に、外国人投資家が計100億ドル超の株を買い入れ、2024年2月以来の月間最大の買越規模を記録。「新債券王」ジェフリー・ガンドラック氏は、米ドル安の長期化を背景に、新興国を始めとする国際株式資産が米国株を上回るパフォーマンスを示すと予測している。

ゴールドマン・サックスはMSCIアジア(除く日本)指数の2025-26年利益成長率予想を9%に上方修正(従来比2/1ポイント引き上げ)。シティグループは新興アジア株の評価を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げし、政策余地と技術成長の優位性を指摘。ガンドラック氏も、「新興国株のパフォーマンスが米国株を継続的に上回る」との見解を強調した。

UBSのニール・ホージーMD(グローバル金融市場取引担当)は、投資家が米国市場より非常に割安なアジア市場に強い関心を示しているとした上で、「中長期的に中国市場を非常に楽観的している」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月17日

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