中国インターネット情報センター(CNNIC)は21日、第56回「中国インターネット発展状況統計報告」(以下「報告」)を発表した。報告によると、6月時点で中国のインターネットユーザー数は11億2300万人に達し、普及率は79.7%となった。60歳以上のシルバーネットユーザーは1億6100万人、農村部のネットユーザーは3億2200万人で、安定した増加傾向を保っている。
中央財経大学中国インターネット経済研究院の欧陽日輝副院長は記者の取材に応じて、「中国のインターネット発展はより高い水準へと進み、ネット普及率、浸透率、情報の利便性・普遍性、アプリケーションの豊富さなどで世界トップクラスにある」と述べた。「インターネットの到達範囲はより深く広がり、経済社会のデジタル化・知能化(AI化)転換に多大な推進役を果たしている」とも話した。
中国の生成AI製品は今年の上半期に、技術から応用まで全方位で進歩を遂げ、製品数が急増し、応用シーンも拡大を続けている。2024年の中国AI産業規模は7千億元を突破し、数年連続で20%以上の成長率を維持している。国産AI製品は数千億規模のパラメータ数、マルチモーダル能力などでブレイクスルーを実現しただけでなく、オフィスコラボレーション、教育の普及、工業デザイン、コンテンツ創作などのシーンと深く融合し、多分野をカバーするスマートアプリケーションエコシステムを構築した。
CNNICの張曉副主任は、「中国のAI分野における持続的な発展と革新に伴い、質の高い国産AI製品の海外展開が加速し、中国AI製品の世界市場での影響力が拡大している」と述べ、「中国の世界AI分野における発言力は明らかに強まっている。今後はグローバルAIガバナンスにおける役割をさらに強化し、積極的に参加して中国のソリューションを提案し、公平・公正なグローバルAIガバナンスルールの確立に尽力すべきだ」と締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月22日
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