国家統計局が発表した「半期経済報告」のデータによると、中国の一定規模以上のハイテク製造業の付加価値額は今年上半期に前年同期比で9.5％増加し、一定規模以上の工業全体の成長への寄与率が23.3％に達した。国際環境が複雑多変で、国際経済・貿易秩序が大きなダメージを受ける中、中国は質の高い発展の方向を揺るぎなく堅持し、新たな質の生産力の育成・発展に力を入れ、科学技術革新と産業革新を深く融合させている。中国の経済発展モデルはイノベーション駆動型に転換しつつある。

イノベーションの潜在力が継続的に解き放たれる中、中国の経済構造調整が順調に進み、発展モデルが大きく転換している。「革新的」と「グリーン化」に向かう経済の特徴がますます鮮明になっている。

新興産業の好調な発展は最も顕著な具体例だ。中国の一定規模以上のハイテク製造業の付加価値額は上半期に前年同期より9.5％増加し、ハイテクサービス業の投資は8.6％増加した。人工知能（AI）モデルやヒューマノイドロボットなどの科学技術先端分野での突破の、産業高度化における促進作用が持続的に示されている。1−5月に、産業用ロボットの生産量は32％増加し、スマート車載機器製造の付加価値額は26.8％増加した。

デジタル経済の急速な発展が経済のモデル転換に新たな原動力を注入している。中国はデジタルの産業化と産業のデジタル化を加速させており、デジタル経済コア産業の付加価値額がGDPの約10％を占めている。1−5月に、一定規模以上の情報伝送・ソフトウェア情報技術サービス業の営業収入は11.4％増加した。

「グリーン化」発展が中国経済の質の高い発展を促進した。中国各地は新たな発展理念を深く貫徹し、グリーン産業の発展を加速させている。上半期、「新御三家」製品は急成長を維持し、新エネ車、自動車用リチウムイオン電池、太陽電池の生産量はそれぞれ36.2％、53.3％、18.2％の大幅増となった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年7月22日