2025年世界ロボット大会の2日の記者会見で発表された情報によると、中国の産業用ロボット市場の販売台数が2024年に30万2千台に達し、中国は12年連続で世界最大の産業用ロボット市場を維持した。
中国電子学会の徐暁蘭理事長によれば、2015年に北京で第1回世界ロボット大会が開催された後、中国のロボット産業は一連の科学技術のイノベーションとブレイクスルーを遂げた。中国の2024年のロボット関連特許出願件数は世界全体の3分の2を占めた。
産業発展の面で、中国は世界最大のロボット生産国であり、産業用ロボット生産台数が2015年の3万3千台から2024年には55万6千台に増加。2024年のサービスロボットの生産台数は前年比34.3%増の1051万9千台。
北京には国家・地方共同建設のエンボディドAIロボットイノベーションセンター、上海には国家・地方共同建設のヒューマノイドロボットイノベーションセンターが設立。さらに浙江省、安徽省、湖北省、広東省、四川省などでは省級ロボットイノベーションセンターが設置されるなど、地域産業の優位性を結集し技術共有と共同難関攻略を推進している。
ロボットメーカーが主導的役割を発揮し、サプライチェーン全体で大・中・小企業が連携し、川上から川下まで連動する良好な産業エコシステムを形成している。
応用分野の面で、産業用ロボットはすでに国民経済の71大分類産業・236中分類産業に導入され、製造業のロボット密度で世界3位に躍進。サービスロボットは家庭サービス、倉庫・物流、商業サービス、高齢者・障害者支援、医療・リハビリなどの分野での普及率が顕著に向上している。IDCのデータによると、中国メーカーは2024年に世界の商業サービスロボット市場で支配的な地位を占め、出荷台数の世界シェアは84.7%に達し、規模の優位性が際立っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月4日
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