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人型ロボット分野の人材不足 産学連携が加速

中国網日本語版  |  2025-08-19

人型ロボット分野の人材不足 産学連携が加速。

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発信時間:2025-08-19 14:52:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「16カ国280チームが26種目で487試合を戦い、最終的に26枚の金メダルが誕生」先ほど閉幕した世界初の「2025世界人型ロボット競技大会」において、人型ロボットは最終結果の発表とともに、「ステージで動く」から「競技場で競う」や「日常生活で使う」という進化を遂げた。一方、市場では、アルゴリズムや機械構造設計を理解する技術系人材が、職場で「引く手あまた」の存在となっている。

求人情報サイト「智聯招聘」が発表した「2025年第2四半期人材市場ホットスポット速報」によると、人型ロボット分野の求人数は今年第2四半期に前年同期比398.1%増加し、成長率で大きくリードしている。

また、「2025年ロボット産業人材発展報告書」(以下「報告書」)によると、智聯招聘のオンライン求人データベースに基づくデータのモニタリングと統計分析から、2025年1~5月に国内のロボット産業で求人数と求職者数が増加し、需給が共に拡大したことが分かった。

北京銀河通用機器人有限公司の採用担当責任者の盛小康氏は記者に対し、「人型ロボット分野では現在、あらゆる面で人材が不足している。最も不足している人材はアルゴリズム関連、エンボディド大規模モデル、強化学習のアルゴリズム、運動制御のアルゴリズム、計画アルゴリズム、知覚アルゴリズムなどに集中している。もちろん、ハードウェア、システム、ソフトウェアの人材も非常に不足している」と述べた。

宇樹科技(Unitree)、北京人形機器人創新中心、加速進化(Accelerating Evolution)、松延動力(Songyan Power)などの人型ロボット業界のトップ企業が参加したほか、全国から約70の大学が自ら開発・設計・改造したロボットが同大会で技術を披露した。世界初の世界人型ロボット競技大会は舞台を提供し、競技を通じて学習と教育を促進する目的を達成した。

京津冀(北京・天津・河北)職業教育改革モデル地区の人工知能専門教員の桑海翎氏は、「準備過程で、多くのロボット企業が技術アフターサービスやメンテナンスの面で人材が非常に不足していることに気づいた。学生たちは大会を通じて重要な試練を経験した。これは教育機関が市場に正確に関連人材を送り出すのに役立つ」と見ている。

工業・情報化部(工信部)情報通信経済専門家委員会委員の盤和林氏は「人型ロボット分野での高度な複合型人材の需要はこれから顕著に増加し続け、供給が追いつかなくなるだろう。ロボット開発はサプライチェーンに依存しており、人材育成には産業集積の連携がさらに必要だ。産学融合(産業と教育の融合)が人材育成の重要な源となるだろう」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月19日

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