天津港集団は10日、世界初の「スマート・ゼロカーボン」埠頭の「天津港第二コンテナ埠頭」が9日、大型コンテナ船「MSC ALINA」号の2万3534TEU積卸し作業を効率的に完了したと発表した。天津港コンテナ船単一運航回数取扱量の記録を更新するとともに、中国自動化コンテナ埠頭船単一運航回数取扱量の新記録を打ち立てたと明らかにした。
関係者によると、「MSC ALINA」号は天津港の内陸部企業が生産する自動車および部品、ケチャップ、コイル鋼、自転車、化学品などの特色ある商品を積載し、地中海・西アフリカ航路を経てインド、シンガポール、ベトナムなどへ向かう予定だ。
天津港第二コンテナ埠頭有限公司作業部マネージャーの馮淼氏は、「同船のスムーズかつ効率的な作業を確保するため、埠頭では『積み込みと同時に積み卸し』方法と『貨物到着後直接搬送』作業モードを組み合わせ、積卸ピークを最大限に軽減し、高スループットの積卸バランスを実現。スマートな手段により船会社、港、外部ヤード、トラックチームの多方面が連携し、高度な協働を実現する」と話した。
天津港は最近、国際航路ネットワークを持続的に拡大している。今年に入り、地中海海運欧洲線、マースクリーン東南アジア線など複数の新航路が相次ぎ就航した。関係者は、次のステップではスマート・グリーン・ハブ港湾のアップグレード版の全面的な建設に取り組み、航路ネットワークを拡大し、複合輸送システムを最適化し、地域の産業チェーン・サプライチェーンがグローバル市場に深く組み込まれるよう支援すると紹介した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月11日
|
|
![]() |