中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が10月20日から23日まで北京で開催されています。英国放送協会(BBC)は19日、「今回の会議で下された決定が最終的に中国の次の五カ年計画の基礎となり、この計画が世界第2位の経済大国である中国の2026年から2030年までの発展方向を導くものだ」と報じています。
BBCは報道で、西洋の政策が選挙サイクルに基づいているのに対し、中国の政策制定は計画サイクルに基づいていると述べています。
報道は、「歴史的な経験から、4中全会での決定がしばしば世界に大きな影響を与えることが証明されている」とし、中国の過去の五カ年計画が3回にわたり世界経済をいかに再構築したかについて分析しました。改革開放で経済特区を設立し、外国投資を誘致し、中国が「世界の工場」となったこと、「戦略的新興産業」を提案し、中国が再生可能エネルギーと電気自動車分野で絶対的な世界リーダーとなったこと、「質の高い発展」に焦点を当て、多くのハイテク分野で主導的な地位を獲得したことなどを例に挙げて説明しています。
報道はさらに、チップ製造、コンピューティング、人工知能(AI)など先端イノベーション分野での完全国産化の実現が、次の五カ年計画の核心的な内容の一つになる可能性が高いと予測しています。(ミン・イヒョウ、榊原)
「中国国際放送局日本語版」2025年10月21日
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