2025年12月初めのある日、北京市に住む王韜さんは、妻を勤務先まで送った後、飼い主の家まで行ってペットの世話をするペットシッターとしての1日を始めた。王さんはペットシッターになって5年目になるという。
デリバリープラットフォーム・美団を見ると、2025年以降、「犬の散歩」や「猫のエサの世話」といった訪問サービスの検索回数が前年同期比で大幅に増加していた。都市別の検索回数トップ5を見ると、北京市、上海市、成都市、深セン市、杭州市となっている。検索利用者の年齢層を見ると、20-35歳が66%以上を占めていた。
元々、IT業界で運営の仕事をしていた王さんは、自身もペットを飼っていた。周りのペットを飼っている友達から、一時的にペットの世話をしてほしいと頼まれることが増え、そこに商機を見出した。そして、サービスを徐々にマニュアル化し、消毒からフィードバック、やり取りに至るまでを標準化したことで、口コミ評価が高くなり、注文も少しずつ増えたという。そして最終的に、IT関連の仕事を辞めて、ペットシッターを本業にした王さんは、「飼い主も、ペットも安心できるサービスというのがモットー」と話す。
王さんは、新たな消費の動向が若者に、新たな仕事の機会を提供していることを肌で感じている。
現在、中国の多くの地域の政府が政策レベルで、ペット経済の発展を後押ししている。例えば2025年、上海市は消費拡大を促進する6項目の特別措置を打ち出し、「ペット経済を促進する」姿勢を明確にした。また、2025年10月、浙江省農業農村庁など6当局が共同で発表した「ペット経済発展促進に関する意見」は、2027年をめどに、省内のペット経済消費市場の規模を300億元(1元は約22.5円)にまで拡大させることを目標に掲げている。
関連のオンラインプラットフォームもサービスを急成長を遂げるペット経済の分野に拡大させている。例えば、2025年11月、ネット配車サービスの「滴滴出行」は「ペットのエサの世話」や「ペットのシャンプー・リンス」などの訪問サービスを打ち出した。現時点で、北京市や上海市を含む25都市で同サービスを利用することができるようになっている。
プラットフォームの参入により、サービスの供給が充実になっているだけでなく、個人による受注が、標準化・専業化されながら発展するよう促進されている。「滴滴出行」のデータによると、プラットフォームの関連の従事者の多くはペットが大好きな人が多く、普通の従事者だけでなく、獣医といった関連の専門人材も少なくない。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年1月6日
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