中国リンゴ産業協会が国家リンゴ産業技術システムと共同で発表した「中国リンゴ産業発展報告」によると、第14次五カ年計画(2021-25年)以降、中国は世界最大のリンゴ生産国およびリンゴ消費国であり続けている。年間生産量は5100万トンを超え、年間消費量は4700万トンを超えている。これほど大きな数字の背後には、種苗業における中国の独自技術の力強い台頭がある。中国には現在、独自の知的財産権を持つリンゴの新品種が158種類あり、新たに建設されたリンゴ果樹園の70%が国産品種を栽培し、現代的な高効率栽培モデルを採用している。
リンゴ産業は20を超える省・自治区・直轄市で栽培が普及しており、従事者は数千万人に達している。陝西省延安市のリンゴ生産拠点となっている県では、農家の経営所得の61%がリンゴによるもので、200万人を超えるリンゴ農家がリンゴによって豊かになった。2025年の収穫シーズンには、甘粛省天水市産の花牛リンゴは、価格の上昇にもかかわらず販売が好調だった。
産業サイドは「デジタルで管理+機械化による人的資源の代替」というトランスフォーメーションを加速させており、ライブコマースや越境ECなどの新業態の台頭も中国産リンゴの世界進出を加速させている。24年には生鮮リンゴの輸出量は前年比23.24%増の98万900トンに上り、リンゴの濃縮果汁の輸出額は同89.06%増の58億7700万元(1元は約22.8円)に上った。
地域分布を見ると、2大生産地である黄土高原地域と渤海湾地域の優位性がさらに強くなった。市場サイドを見ると、コールドチェーン物流とライブコマースの発展に伴い、中国産リンゴが国際定期貨物列車「中欧班列」や極地科学観測砕氷船「雪竜」号で運ばれるようになり、さらには有人宇宙船「神舟」号に積載されて宇宙にも運ばれた。今後5年で、科学技術イノベーションとブランド構築の両輪の推進により、この「豊かさをもたらす果実」の実質的な価値はますます高まっていくだろう。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年2月28日
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