複数のロボットブランドが最近、相次いで新製品を発表しており、価格は1年前に比べて大幅に低下している。機種によっては、定価が1万元(1元は約23.7円)を切り、高級スマートフォンとそれほど変わらないものもある。
ある主流ECプラットフォームの9日付人型ロボット売れ筋ランキングを見ると、トップは松延動力(Noetix Robotics)の「小布米(Bumi)」で定価は9998元、販売台数は100台を超えた。次は宇樹科技(Unitree)の「Unitree R1」で定価は3万9999元、購入者は200人以上だった。ランク入りしたロボットの多くは定価10万元以下で、3万9900元、6万9900元、8万9900元、9万8000元のものなどがあった。
高価で手の届かないものから消費の選択肢の一つへ。1年前には数十万元もすることもあった人型ロボットだが、わずか1年でそれほど「ぜいたく品」ではなくなりつつある。
宇樹科技のサードパーティ販売業者の羅雲瀟氏は、「多くの新機種はコストパフォーマンスを重視し、発売価格も控えめで、買う人が増えた」と話す。羅氏によると、定価6万元の「Unitree R1」はここ2ヶ月間だけで23台売れたのに対し、定価14万8000元の「Unitree G1 EDU」シリーズは1年かけてようやく50台売れた。また、これまで1台18万元だった中古ロボットの価格が今は13万元まで下がっているという。
業界では、ロボット価格の大幅低下は、製造コストの大幅低下にその原因があると見られている。
国家地方共同建設人型ロボットイノベーションセンターの首席科学者の江磊氏は、「藍思科技や領益智造などの3C電子製品(コンピューター、通信機器、家電)メーカーが人型ロボットの相手先ブランド製造(OEM)工場へと転換するのにともない、ロボット製造コストが徐々に下がっていった」と分析する。
中国電子情報産業発展研究院(賽迪研究院)が発表した「2025年人型ロボット市場研究報告」によれば、25年には人型ロボット本体のメーカーは約300社あり、市場への出荷台数は約1万7000台だった。浙江人型ロボットイノベーションセンターの首席科学者の熊蓉氏は、メディアの取材に答える中で、「2026年の中国人型ロボット生産台数は10万台から20万台に達するだろう」との予測を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年6月11日
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