国家統計局はこのほど、2026年1~6月の全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益データを発表した。それによると、上半期(1-6月)には演算能力に対する需要が大幅に増加して、電子産業の利益は前年同期比で96.9%増加し、一定規模以上の工業企業全体の利益成長率を8.5ポイント押し上げた。
7月27日、メモリ業界のリーディングカンパニーである長鑫科技がハイテク企業向けの株式市場「科創板」に上場した。初値は公開価格を471%上回り、終値も465.82%高となり、時価総額は3兆2800億元(1元は約23.3円)に達し、中国工商銀行を抜いてA株市場の時価総額ランキングで首位に立った。
国家統計局が発表したデータによると、今年上半期には、サーバーや高性能ワークステーション関連分野では、コンピューター完成機製造業の利益が前年比で689.3%増加し、コンピューター周辺機器製造業の利益が同305.8%増加した。電子デバイス製造分野では、集積回路製造業の利益が2579.5%増、半導体ディスクリートデバイス製造業の利益が31.2%増だった。電子部品および電子専用材料製造分野では、電子専用材料製造業の利益が209.7%増、電子回路製造業の利益が26.9%増だった。
河南省鄭州市でこのほど開催された海光産業生態協力組織(光合組織)の2026年インテリジェントコンピューティング応用大会で、浪潮集団(Inspur)の劉樹奇コンピュータ製品マネージャーは取材に対し、「メモリ価格は昨年から現在までの間に3倍に上昇した。昨年は1本1万元だったメモリモジュールが、今年は値上がりして3万元出しても手に入らない可能性もある」と述べた。
こうした供給不足の状況は昨年末から始まり、今も続いているという。
このような演算能力の急拡大は、一般の人とどんな関わりがあるのだろうか。
中科曙光(Sugon)の李斌上級副社長は、「現在、演算能力は一般の人々にとってより身近なものになっている。鄭州にある『曙光8000(登峰)』(中国初の国産10万GPU規模の人工知能<AI>スーパークラスター)を例にすると、これまでは主に研究機関の科学者にサービスを提供していたが、現在はリソースのかなりの部分がスマートフォンアプリのバックエンドに回り、Token(トークン、AIが文章を理解・生成するための最小単位)サービスを提供している。皆さんがスマートフォンを開いたとき、背後にある演算能力はおそらく鄭州発のものだ」と述べた。
では、演算能力の究極の形態はどのようなものになるのだろうか。
李上級副社長は、「将来的には全体としてクラウド化に向かっていくと同時に、エッジデバイス(エンボディドAIなど)に軽量化された演算能力が搭載され、リアルタイムの応答が実現するだろう。ずっしり重いローカルデバイスを個人で購入する必要はなくなり、アプリを通じてすぐに高度なAI機能を利用できるようになる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年8月4日
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