11月26日23時40分ごろ、2000年前の前漢の墓――湖北省荊州市謝家橋一号墓の主棺の吊り上げに成功し、荊州市博物館に運ばれた。7日間の発掘を通じて、この墓からは漆器、鉄製農具、漆の取手つきの湯飲みなど193点が発掘された。これは前漢期の人々の生活習慣と葬制を研究するうえで重要な参考価値がある。

謝家橋一号墓において、湖北省荊州市博物館の考古学関係者は4層からなる珍しい絹の棺のカバーをも入手した。主棺は長さ2.46メートル、幅0.88メートル、高さ0.85メートルで、4層の精緻な絹が棺全体に覆いかぶさっていた。荊州市文物局の閻頻局長は、これはわが国でこれまでに発見された最もよく保存された、しかも層数が最も多い前漢時代の絹の棺のカバーであると見ている。

11月26日、湖北省荊州謝家橋一号墓の主棺の吊り上げに成功。

　　色が鮮やかな漆器