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月探査、第二期の打ち上げは「長征三号乙」で
発信時間: 2007-11-30 | チャイナネット
  月周回探査プロジェクトの副総設計士を務める竜楽豪氏(中国工程院院士)は29日、第二期月探査プロジェクトの探査機器打ち上げには「長征三号乙」キャリアロケットが使用され、打ち上げは西昌衛星打ち上げセンターからとなることを明らかにした。「中国航天網」が伝えた。

  竜氏によると、第二期月探査プロジェクトでは月面固定観測器や月面巡視観測器など合わせて3~4トンの探査機器打ち上げが予定されている。月探査衛星「嫦娥一号」の打ち上げに成功した「長征三号甲」では推力が足りないため、より大きな推力を持つ「長征三号乙」が使用されることになった。

  また、第二期月探査プロジェクトの打ち上げまでには西昌衛星打ち上げセンターとは別の新しい打ち上げセンターが利用可能となる予定だが、新設の打ち上げセンターでは環境保護のため環境に与えるダメージの少ない新しい推進剤の使用が要求される。現在のキャリアロケットで使われる推進剤には一定の毒性があるため、第二期プロジェクトでも西昌衛星発射センターを利用することが決まった。 

  「人民網日本語版」2007年11月30日
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