月探査衛星「嫦娥一号」の撮影による月面画像が初公開されたことは、同衛星による月軌道上での各観測テスト任務がほぼ完成したことを示すものといえる。今後は長期管理段階に入り、計画にもとづく各種科学的探査・測定作業が行われる。北京航天飛行控制センターが1年間にわたる「嫦娥一号」運行管理業務を担当する。
「嫦娥一号」衛星の主な長期任務は以下3項目。
第一に、良好な衛星運行軌道を維持、衛星軌道で月の引力作用によって高度が低下すると直ちに本来の高度に戻す。
第二に、良好な衛星運行軌道を維持するため、衛星に 「発熱」症状が発生した場合、相応の措置を講じ、早急に「回復」させる。
第三に、地上支援システムと協力して有効ペイロード管理作業を着実に行い、各種機器のスイッチオンを確実に作動させる。
「人民網日本語版」2007年11月27日