国防科学技術工業委員会の月探査プロジェクトセンターの胡浩主任によると、太陽光の方位変化を追尾するために、近いうちに月探査衛星「嫦娥一号」は角度を調整し、太陽光パネルが衛星の探査に要するエネルギーを補給していく。第1回目の月食の後、嫦娥一号衛星の設備に検査を実施した結果、異常はなかった。「北京晩報」が伝えた。
嫦娥一号衛星が月周回軌道に乗った2007年11月7日から今に至るまで、一部の月面画像の獲得、月の表面に含まれる一部元素の種類の判明などの初歩的な成果がすでに得られている。今のところ、CCD立体カメラが一時的にオフ状態になっている外は、其の他の観測機器は全て正常に稼動している。今年6月前後には、完璧な月面画像を得られる予定だ。
「人民網日本語版」2008年3月12日