「嫦娥一号」月探査衛星の総設計師を勤める葉培建氏(中国科学アカデミー院士)は18日、中国が独自に開発した「嫦娥一号」衛星は完全に独自の技術を拠り所とするもので、中国初の月周回探査機としてその技術水準は世界の同類の月周回探査機の前列に立つのに十分だと述べた。第2回中国宇宙技術フォーラムが18日、北京の中国空間技術研究院で開催され、葉培建氏は「『嫦娥一号』衛星技術の成果と深宇宙探査の展望」という報告を発表した際に述べた。「中国新聞網」が伝えた。
葉氏はまた、中国の月探査第2期プロジェクトは既にプロジェクト立案と論証を完了して技術的課題の克服を開始していると明らかにした。第2期プロジェクトは2013年に完了し、月面着陸探査機と巡視探査機を打ち上げ、月面の高精度な探査を行う。
葉氏によると、中国の月探査の第3期プロジェクトは2017年ごろに「帰還」の目的を実現する計画で、基本的な枠組みは既に提出済みで、論証を進めているところだ。
「人民網日本語版」2008年2月19日