月探査衛星「嫦娥一号」の観測機器のうちまだ作動を開始していなかった4つの観測機器が、27日午後11時から次々と起動された。これで、嫦娥一号に搭載された8台の観測機器すべてが作動を開始したことになる。中国中央電視台(CCTV)が伝えた。
今回起動されたのはレーザー高度計・X線分光計・ガンマ線分光計・マイクロ波観測器の4つの観測機器。レーザー高度計はCCD立体カメラと合わせて月面立体画像の収集に、X線分光計とガンマ線分光計は干渉イメージング分光計と合わせて月面鉱物成分の観測に、月探査に初めて使われるマイクロ波観測器は月土壌特性の観測にそれぞれ利用される。
「人民網日本語版」2007年11月29日