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千葉大学が制定、「ロボット憲章」とは?
発信時間: 2007-12-17 | チャイナネット
  千葉大学でこのほど、「知能ロボット」研究に関する倫理規定として「千葉大学ロボット憲章」が制定された。ロボットを平和的な目的に利用することを規定している。

  千葉大学のウェブサイトは、科学技術には常に光と影が存在し、悪用されると人類存亡の危機に直面すると指摘する。憲章の内容(一部抜粋)には、▽研究者は、民生用ロボットに関する教育・研究開発のみを行う、▽研究者は非倫理的・非合法的な利用を防止する技術をロボットに組み込むこととする、▽研究者はアシモフのロボット工学三原則だけでなく、本憲章のすべての条項を遵守しなければならない、▽研究者は千葉大学を離れてもこの憲章の精神を守り尊重すること――などがある。

  米国で活躍したSF作家のアシモフは、1940年に「ロボット工学三原則」を提起している。(1)ロボットは人間に危害を加えてはならない、(2)ロボットは人間から与えられた命令に服従しなければならない。ただし、命令が第一条に反する場合はこの限りではない、(3)ロボットは、第一条および第二条に反するおそれのない限り、自己を守らなければならない。

  「人民網日本語版」2007年12月17日

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