中国の温家宝総理は、18日、北京で、訪問中のイギリスのブラウン首相と会談した。席上、双方は、「より積極的な措置を講じて、両国の戦略的パートナーシップの更なる発展を推進していきたい」という考えで一致した。
温家宝総理は、「中国とイギリスは国連安保理の常任理事国として、重要な協力パートナーである。全面的で戦略的なパートナーシップを深めることは、両国と両国国民の利益にも合致すると共に、世界の平和、安定、繁栄にも利益である」と述べた上で、「新しい状況のもとで、両国は、二国間と国際という二つの面で協力のレベルを高め、両国の全面的で戦略的なパートナーシップに新らしい要素を付け加える必要がある」と強調した。
これに対してブラウン首相は、「両国関係の発展のほか、世界経済、気候変動問題への対応などの面でも、イギリスは中国との協力を強めていきたい」とした上で、中国が経済建設の面で獲得した成果を祝福した。さらに、「2008年は、中国にとって非常に重要な年である。中国が各分野での建設や発展及び北京オリンピックで成功を収めることを、イギリスは期待している」と語った。
このほか、ブラウン首相は、「イギリスが、引き続き『一つの中国』という政策を堅持する立場は変わらない」と強調した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2008年1月18日 |