イギリスのゴードン・ブラウン首相が、国務院の温家宝総理の招請に応じて、18日から20日にかけて中国を正式訪問している。これはブラウン氏がイギリス首相に就任して以来始めての中国訪問であり、2008年に中国を訪問する最初のヨーロッパの国の首脳でもある。今回の訪中には、関係大臣や約30人の企業家も随行している。

専用機が18日朝、北京に到着

ブラウン首相はロンドンを発つ前、イギリスのメディアに、対中関係は今後イギリスの「繁栄の源」になり、中英貿易額は数年以内に50％の伸びが予測され、中国と長期的な協力関係を結ぶことは、これからイギリスに多くの就職のチャンスをもたらすだろうと語っている。

中国での滞在中、ブラウン首相は、中国の国家指導者との会談、温家宝総理との関係協議の調印、共同記者会見を行なう。また人民大会堂で開催される中英商工サミットでの講演や、ロンドン証券取引所北京事務所開幕式への出席、人民大学では卓球の試合を観賞することになっている。その後、上海を訪問し、上海からインドに向かう。スケジュールには、庶民との交流や五輪施設の見学なども組み込まれている。

「チャイナネット」2008/01/18