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江西省高安市でこのほど、2年余りの発掘作業を経て、宋・元・明の時代にわたって続いた紙工房の遺跡が良好な保存状態で出土した。
今回見つかった遺跡は明の時代のもので、その下には宋・元の時期の遺跡がなお残っているという。専門家は「中国でこれまでに発見された紙工房跡のなかで、3つの時代を隔て、これほど保存状態が良好なものは他にはない」と説明した。この遺跡の発見で、原料となる竹の伐採から粘体に溶かすまでの当時の基本的な製造工程が明らかになり、明の時代の科学者・宋応星が『天工開物』で著した紙造りの全工程を実証した。
「人民網日本語版」2008年3月21日