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超大型救急車 北京で稼動 |
発信時間: 2008-03-28 | チャイナネット |
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▽3張のドーム型テント 負傷者を分類 救急ドーム型テントを、重傷・中傷・軽傷用の3類に分け、負傷者の怪我の程度により、相応するテント内に搬入する。3張のテント内で、最高24人の負傷者に対し治療が行うことができる。医療スタッフが夜中でも対応ができるよう、救急車のボンネット上に、地面からの9mの高さまで伸びる昇降式の高照度ライトが装備されており、有効照度は直径約200mにもおよぶ。 車体後方部の下の部分にあるボタンを押すと、10分後には、幅3m、面積10㎡の臨時手術室が出来上がる仕組みになっている。また、後方部の入り口も自動で地面から40cmの位置に下がり、担架を上げやすいようになっている。手術時の車体の揺れを防止するため、伸縮式の4本の油圧シリンダの支柱を車体底部に装備している。車両が全面的にその機能を展開すれば、止血、包帯、縫合などの手術が、その内部で行うことが出来る。 ▽ミニチュア機器がビッグ救急車内に装備 車体の積載重量を少なくするために、酸素吸入器、AED、吸引機、移動式無影灯などの救急器具はすべて、小型のものを特別に購入した。体積は一般の半分近く、重量も軽くなっているが、その機能は落としていないものばかりだ。このほか、車内の250リットル入りの水槽2つは、手術の際の消毒などに用いられる。手術台はコンピュータ制御により、その高さを調節することができる。 一般の救急車は、12Vのディーぜル発電機を搭載したが、この「ビッグ救急車」は、山の中などの給電が不便なところで災害事故が突発した場合を考えて、車内に2系統の給電システムを備え、最長24時間、給電が可能なようになっている。 運転手の選択にいたっては、強い責任感を持つ人員であることはもちろん、特殊な路上を走行する必要があることから、運転歴が長い人員を選んでいる。最終的に、30年の大型車の運転経歴を持つ王景琦さんが、その一番目の運転手として任命された。 「人民網日本語版」2008年3月28日 |
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