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08年の中国科学の10大発見(10)鳥に変化しようとした恐竜
発信時間: 2008-12-31 | チャイナネット

 

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の研究チームは、尾羽の生えた小型の恐竜の化石1個を発見し、考証の結果、新しいタイプの恐竜であると断定した。今後、鳥類の起源などの研究するうえで新たな論拠となる。化石は「胡氏耀龍」と命名された。10月発行の「ネイチャー」に掲載。

 

発見者の話

06年、完全な形で残る小型の恐竜の化石が内蒙古自治区寧城県道虎溝の地層から出土した。残っていたのは胴体近くの部分で、およそ20センチである。頭部から一番後ろの尾の椎骨までの骨格、体長は、骨格や尾羽を含め、40センチを超えていたと思われる。

見ると鳥のようで、私は同僚とその特徴について、ほかの多くの恐竜や鳥類の363例の特徴と比較分析した。その結果、この恐竜が鳥翼類に属し、鳥類との親縁関係が最も近い恐竜であると判断した。この恐竜には4枚の長い帯状の尾羽が生えており、長く華麗な尾羽は現代の鳥類では普通、種または種の間での情報交流の手段と見なされていることから、私は、耀龍の長い尾羽は主に、華やかさの誇示と情報の伝達などの機能を担っていたのではないか、と推測している。

 

権威筋の評価

ロンドン自然歴史博物館のアンジラ・ミナール氏――この発見は、羽が鳥類の飛行手段となる数百年前には、装飾用であったことを示している。小型の恐竜が最終的に空気を利用して空を舞う鳥類になる、という点で、うなずける論拠を提供してくれた。

 

張福成氏 中国科学院古脊椎動物・古人類研究所研究員

 

「チャイナネット」2008年12月31日

 

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