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中国の南極昆侖基地の建設が完了
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット

 

中国南極昆侖基地建設完成の式典を催している中国の観測隊員たち(2月2日)

中国の最初の南極内陸観測基地である中国南極昆侖基地が2日9時25分(現地時間)に、建設を正式に完了した。中国の第25回南極観測内陸観測隊「氷蓋隊」の李院生隊長が最初の基地長に任命された。

 

完成した中国の南極昆侖基地(2月2日に撮影)

南極内陸部の氷床最高点「ドームA」(氷穹A)地区はこの数日間、強風が続き、また視界も非常に悪かったため、基地の完成式典に参加する一部人員は飛行機に乗れず、「ムードA」地区に直ちに到着できなくなった。予定ではもともと昆侖基地で行うことになっていた式典は中山基地で昆侖基地と電話を通じて開催することになった。国家海洋局の陳連増副局長が、昆侖基地との電話による通話では、南極昆侖基地の完成を公表した。国家海洋局極地考察事務室の呉軍副主任が、「李院生隊長を昆侖基地の基地長に任命し、国家海洋局極地考察事務室の総合部の夏立民部長と、上海市宝山鋼鉄金属会社の李侍明氏を副基地長に任命した」ことを明らかにした。

昆侖基地は1月27日、南極内陸の氷床最高点「ドームA」において落成した。今回完成した昆侖基地の主体は鋼構造で、建築面積は生活エリアと科学研究エリアを含めて236平方メートル。予定では、向こう3年間から5年間に、昆侖基地の建設面積は558.6平方メートルに達することになる。基地完成後、中国は南極内陸部で計画的に、氷河学、天文学、地質学、地球物理学、大気科学、宇宙物理学などの科学研究を進めることになっている。

「チャイナネット」2009年2月3日

 

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