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さまざまな伝統行事で迎える「立春」の日 |
発信時間: 2009-02-04 | チャイナネット |
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「咬春」というのは、だいこん、ショウガ、ネギなどの新鮮な野菜を小麦粉で作られた皮で包む「春巻き」を食べる習慣を指す。こうした習慣には、病気にかからないようにとか春を迎えるなどの気持ちが込められている。
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立春の養生
春季の養生は春の陽気の発生、万物の発生のはじまりという特徴に順応して、陽気の保護に意をくばり、「生」という字に着目するべきである。自然界の属性によって、春は木に属し、肝臓と対応する。(これは五行の学説で、五行の特性によって五臓の生理の特徴を説明し、たとえば肝臓は調整を好み、疎通・排泄の機能があり、木は発生の特性があり、そのため、肝臓は「木」に属する)肝臓の生理的特徴は主に疎通・排泄を行い、怒りをいましめ、うっ積をさけ、調整を好むことを志すことにある。春季における精神面の養生においては、激怒を厳しく戒め、更に憂鬱な気持ちになることを避け、度量を大きくし、楽観的に向上することを目指し、愉快な気持ちの望ましい心理状態を維持することである。春季の大自然の「発陳」(陳を除くこと)を利用し、大切にする時には、陽気の上昇、万物の芽生え、人体の新陳代謝が盛んになる機を借りて、適切な保養を通して、春の陽の気が広められ、新陳代謝の機能が正常に行われるようにする。
春季は気候の変化が大きく、天気は寒くなったり暖かくなったりし、人体の皮下と筋肉の空隙が柔らかくなり始めるため、厳寒への抵抗力は弱まることもあり、そのため、初春の頃には特に北部地域で生活している人びとは防寒服を脱ぐべきでなく、お年寄りと病弱者の着替えには慎重であるべきで、急に着るものを減らしてはならない。『千金要方』という医書は春は服装が「下は厚く上は薄い」ようにと主張し、『老老恒言』にはまた「春は半分凍り、下半身はむしろ暖かすぎるほうがよく、上半身は着るものを少し減らし、陽の生気を保養する」とある。春になると、日常生活の面で、人体の血気も自然界と同じように、ゆったりとすることを必要とし、これはわれわれが夜ははやく寝て早起きすることを求め、帽子をかぶることをやめ、髪もバラバラでよく、衣服のベルトをゆるめ、体をゆったりさせ、室外での活動に多く参加し、怠惰と睡眠の状態を克服し、自分の精神状態を大自然に適応させ、心身の調和がとれ、精神と体力が満ちるよう努める。
飲食の養生の面では、春季は陽気が発生したばかりであることを考え、辛、甘の発散するものを食べ、酸、収斂の味のものは食べるべきではない。『素問・蔵気法時論』には、「肝臓は主に春に属し、……肝臓の苦が強く、急いで甘のものを食べてそれをゆるめ、……肝臓の欲が発散したなら、急いで辛のものを食べてそれを発散し、辛でそれを補い、酸は瀉するようにする」とある。五臓とさまざまな味覚の関係の中で、酸味は肝臓に入り、収斂の性を備え、陽気の発生とかんしゃくの疎通・排泄には役立たず、飲食の養生はその臓腑の好みにより、つまり「その性に背くなら苦で、その性に従うなら欲である。欲は肝臓の神の好みで、つまり補給である。苦は肝臓の神が嫌うものであり、つまり下痢をするようになる」と書いている。このような関係を明確にすれば、肝臓を柔らかくし、肝臓を保護して養い、肝臓の力を疎通させ、気を調整する薬草と食品を目的として選ぶことができ、漢方薬草、例えばクコ、郁金、丹参、元胡など、食品は辛、温和、発散の効があるナツメ、浜納豆、ネギ、中国パセリ、落花生などを選んで弾力的に調合する。 春季の養生のもう一つの面は、病気を防ぎ保健に努めることである。特に初春においては、寒い天気から暖かい天気に変わり、さまざまの病気のもととなる細菌、ウイルスはそれに伴って生長、繁殖する。急性伝染病、ウイルスなどが影響を及ぼしはじめ、医学で言われるインフルエンザ、流行性脳膜炎、はしか、猩紅熱、肺炎の流行と発生ケースも増える。春季の病気の発生を免れるため、予防措置の中で、①感染源を消滅させるべきである。②よく窓を開け、室内の空気を入れ換え、空気の清新さを保つべきである。③体を鍛えることを強化し、体の予防能力を高めるべきである。そのほか、口、鼻の保健に気をつけ、急性伝染病、ウイルスが肺を侵す道を遮断することである。 立春の飲食の薬膳は「強壮」を主とするべきで、次のものを選ぶことができる。
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