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中国初、自主建造の大型パイプ敷設船が完成
発信時間: 2009-07-07 | チャイナネット

 上海振華重工(集団)公司は5日、中国が初めて独立設計した1200トン型パイプ敷設船「海洋石油202」を中国海洋石油工程公司に引渡した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 パイプ敷設船は主に浅海海域のパイプライン敷設と起重作業に使われ、60日間作業を継続できる。パイプ敷設作業は水深300メートルまで可能で、船尾には固定起重能力1200トン、全回転起重能力は800トンの重型起重機を搭載。デッキの積載能力は5000トン。パイプ敷設能力は1日当り3キロ。

 「海洋石油202」は、上海振華重工が建造、中国船舶・海洋工程設計研究院が細かい設計を手がけ、CCS認証を取得。同プロジェクトは08年2月に建造が始まり、船体は同年11月に進水を果たし、09年4月に主体クレーンの最大負荷テストが完了。船主による検査や船体検査などすべての検査検収基準をクリアした。

 パイプ敷設船は、海上石油採掘プロジェクトにとって欠かせない海底パイプ敷設設備だ。今回の成功により、中国はこれまで空白だったパイプ敷設船の完全な自主開発が可能となり、中国の海洋プロジェクト作業の能力を向上するとともに、海外から大量輸入していた海上石油生産装備のための資金を節約でき、より大型の起重パイプ敷設船など要となる国産製品を開発する基礎を築いた。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年7月7日

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