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瀋飛、大型航空機の一部の開発・生産を担当
発信時間: 2009-07-08 | チャイナネット

 中国商用飛機有限責任公司(COMAC)は遼寧省瀋陽市で7日夜、中国の大型機プロジェクトの一部の開発・生産を、中航工業瀋陽飛機工業(集団)公司民用飛機有限責任公司(瀋飛)に移管することで合意した。「新華網」が7日伝えた。

 大型旅客機「COMAC919」は中国民間大型旅客機プロジェクトで、標準型で168席、混合型で156席が備え付けられ、航空会社の要求に応じた調整も可能となっている。設計寿命は9万飛行時間で、1日の飛行時間を平均8時間とした場合、30年使い続けられる計算となる。

 「COMAC919」プロジェクトを担当する中国商用飛機有限責任公司は今年3月以降、国内の潜在的サプライヤーにプロジェクトに関するサプライヤー情報を求め、本格的に公開入札を開始した。さらに国内サプライヤー大会を開催し、大型航空機プロジェクトに必要となる材料や標準部品の大まかな状況のほか、合格サプライヤーとなる条件や手続きを紹介。瀋飛は自らの強みを生かして顧客の信頼を勝ち取った。

 今回結んだ了解覚書に基づき瀋飛は、「COMAC919」のエンジン取り付け、後部機体と垂直尾翼の研究・開発、生産・アフターサービスなどを担当する。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年7月8日

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