山東博物館新館に設置される太陽光発電システムの建設が7日、正式に始まった。単体としては、国内最大の屋根一体型太陽光発電プロジェクトとなる。同プロジェクトを担当する中海陽集団理事長で全国工商業連合会新エネルギー商会会長の薛黎明氏は、「同システムの建設は、中国の屋上太陽光発電プロジェクトの計画・設計・建設にとって貴重な経験となるばかりか、中国の太陽光発電業界に工事基準を打ち立てる貢献を果たす」と指摘する。「科技日報」が7日伝えた。
同太陽光発電システムプロジェクトの総規模は450キロワット、投資総額は2000万元、年間発電量は56.1万キロワット時、年間37万2600元の節電となる。システムの寿命を25年で計算すると、総節電量は1370万キロワット時、金額にして931万元となる。
今年9月30日に完成予定の太陽光発電システム太陽光アレイは山東省博物館新館の屋根に取り付けられる。大屋根構造プロジェクト、大屋根取付けプロジェクト、屋根表面の排水、中央空調システムプロジェクトなど一連のプロジェクトに合わせて設計を行い、統一と調和が取れた、美しい外観が形成される。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年7月8日