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世界最大のLOCA評価実験装置が完成
発信時間: 2009-08-05 | チャイナネット

中国広東核電集団の大亜湾原子力発電基地に建設された世界最大の原子炉冷却材喪失事故(LOCA)評価実験装置の調整が手動ですべて完了した。中国にはこれまで大型のLOCA評価実験装置がなかったが、これで原子力発電所運営の安全性が高まり、原子力発電所の建設コストを抑えることができるようになった。「科技日報」が5日伝えた。

LOCA評価実験装置は、冷却材配管の破断による冷却材喪失事故時の原子力発電所の熱エネルギー環境と化学環境を再現し、事故時および事故後に原子力設備が正常に運転するかどうかを検査する実験装置。原子力島で最も安全性が求められる電気設備は開発後、LOCA実験に合格しないと原子力発電所に納品できない。これまでは唯一海外の研究所が大型のLOCA評価実験装置を保有していたが、技術の提供を拒んでいた。

大亜湾原子力発電基地の実験装置には3台のLOCA炉があるが、うち3号炉は20.8立方メートルの容量で世界最大。蒸気熱衝撃試験が行われ一度で成功した。この実験装置は中国で唯一大型の原子力島の設備と第3代原子力発電ユニットのLOCA評価ができる実験装置で、原子力発電と風力発電の設備国産化を目指す中央政府からの支援を受けている。完成後は、第2代追加ユニットや第3代ユニットなど国産設備の評価を担当する。

「人民網日本語版」2009年8月5日

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