陝西省では今年下半期、ブロードバンドのスピードアップを全面的に展開する。うち、光ファイバーを使ったネット通信速度は最高で20Mに達し、料金も最高で1カ月あたり800元となる見込み。
中国電信(チャイナテレコム)陝西公司の技術スタッフによると、高速光ファイバーインターネットの特徴は、光ファイバーを一般個人宅へ直接引き込むため、通信容量を独占することが出来ることにある。このため、接続品質が改善され、ノイズなどの干渉が明らかに軽減されるという。
光ファイバーを使えば、家でネット上のハイビジョン動画やIPTVを見ることができる他、家庭用の遠隔監視、無線高速インターネット、ネットワークメモリなど新たなインターネット利用を実現することが出来る。
01年にADSLブロードバンドが陝西で普及し始めて以来、ブロードバンドスピードは初期の512Kから現在の2Mへと、すでに4倍となった。しかしインターネットゲーム、インターネット動画、ハイビジョン動画のストリーミング放送、大容量メモリなど、大量の通信容量が要求される業務が次々と現れ、ブロードバンドスピードへのニーズはますます高まっている。このため、中国電信陝西公司および中国鉄通(チャイナレールコム)などを含む通信大手は07年から、ブロードバンド接続方式を光ファイバーへと徐々に移行していった。通信会社は現在、都市圏をカバーするメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)を中心に光ケーブルの接続・容量拡大を行っているほか、ADSLを使用している地域でもFTTB(ファイバー・ツー・ザ・ビルディング)への改造を実施している。華商報が13日に伝えた。
「人民網日本語版」 2009年8月14日 |