中国農業部は25日、「先進的な農業科学技術導入計画(九四八計画)」の関連状況について説明する記者会見を開いた。それによると、中央財政は同計画のため、14億1500万元を投入し、プロジェクト1300項目を立ち上げる計画だという。中国網が26日に伝えた。
中国の農業科学技術と国際先進レベルとの差を縮めるために、世界の先進的な農業科学技術を導入する「九四八計画」は、1994年8月に国務院の認可を得た後、第9次五カ年計画(1996-2000年)期間から実施された。
1996年から2009年までの14年間で、中国は40以上の国と地域から様々な最新の農業技術1500項目以上、作物の遺伝資源8万セット以上、器具・設備など1300セット以上を導入してきた。
農業部科学技術教育司の王衍亮・巡視員は会見において、「『九四八計画』の実施により、中国の農業科学技術レベルおよび農業総合生産力の向上が促進され、農業構造の調整が推進され、深刻な動植物疫病の防止能力が高まり、農業科学研究の国際影響力も高まった」と述べる。
ここ数年、中国の農業生産技術は絶えず向上してきたが、先進国と比べると依然として大きな差がある。王巡視員によると、中国は第10次五カ年計画(2001-2005年)以降、農業科学技術の主要先進国との差を学科別に研究するなど、専門的な研究を行っているという。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年8月27日