中国の月探査第2期プロジェクトで使用される月探査衛星「嫦娥2号」は、来年の下半期あるいは再来年の上半期に打ち上げられる計画だ。また、「嫦娥3号」は2012年または2013年に打ち上げられる予定。このほど大連でおこなわれた中国宇宙科学学会第7回学術年会で発表された。新華網が30日に伝えた。
嫦娥プロジェクトで地上応用システムの総設計士兼副総指揮を務める李春来氏によると、今年3月1日、「嫦娥1号」は月の東経52.36度、南緯1.50度の豊かな海と呼ばれるエリアに落下させることに成功した。「嫦娥1号」のバックアップ衛星として開発された「嫦娥2号」は、月探査第2期プロジェクトの衛星として2010年下半期もしくは2011年上半期に打ち上げられる。
李春来氏によると、「嫦娥2号」は月面に軟着陸し、軌道コントロールなど関連技術の検証が行われる。「嫦娥2号」の特徴は搭載されるCCDカメラの解析度が「嫦娥1号」を大きく上回っており、さらに詳細な月面映像データと月の極地表面データを得ることが出来る点だ。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年8月31日