IPアドレスがもうすぐ枯渇する。中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)国際部の張健主任は26日、中国のユーザーにより多くのIPアドレスが割り当てられるよう積極的に働きかけていることを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
26日に北京で行われた第28回APNICオープンポリシーミーティングで、参加国はIPアドレスの割り当て、ドメイン名の国際化、ネットワークセキュリティなどの問題を重点的に話し合った。今回の会議はCNNICの主催により、北京で初めて開催された。
IPアドレスの割り当てについて張主任は、CNNICの十分な経験を生かし、APNICとの話し合いと協力を通じて、中国のユーザーがより多くの、より安価なIPアドレスを取得できるような内容をAPNICの割り当て政策の中に盛り込めるよう働きかける一方で、CNNICは現在のIPv4からIPv6への移行作業を積極的に推進するとした。張氏はAPNIC執行理事会の理事も兼ねている。
CNNICの統計データによると、今年6月の時点で、中国大陸部に割り当てられたIPv4アドレスは2億500万個と、米国に次ぎ世界で2番目に多い。その次が日本。
張氏によると、中国のネットユーザーは3億3800万人にのぼり、中国が取得したIPv4アドレスの数は世界に割り当てられた総数の4.5%にも満たないという。この3年間、IPv4アドレスの増加はネットユーザーの増加に大きく後れを取っており、IPv4アドレスの不足問題が日増しに深刻化している。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年8月27日