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中国初の宇宙ステーション、2020年ごろ打ち上げへ
発信時間: 2009-09-01 | チャイナネット

 このほど大連で行われた中国宇宙科学学会第7回学術年会で、補給品などを輸送できる有人宇宙船「神舟」と宇宙ステーションの中心モジュールがそれぞれ酒泉と海南の発射センターから打ち上げられることが明らかになった。「法制晩報」が31日に伝えた。

 有人宇宙飛行プロジェクト応用システムの総指揮および総設計士を務める顧逸東氏は会議上、「有人宇宙ステーション--宇宙科学を発展させる大きなチャンス」と題する報告を行った。

 中国有人宇宙飛行2期計画の一段階目はすでに全面的に展開されており、2010年から2015年までに、2つから3つのスペースラボが打ち上げられる。寿命は2年で、多くの無人・有人宇宙船がこれとドッキングを行う予定。「神舟8号」などの宇宙飛行船も同期間中に打ち上げられ、スペースラボとのドッキング実験が行われる。

 顧逸東氏によると、中国はさらに有人宇宙ステーションを建造し、長期的に人が滞在してメンテナンスを行う大規模な宇宙科学任務を展開していく。2020年ごろに宇宙ステーションの中心モジュールと実験棟を打ち上げ、有人貨物輸送宇宙船を使って補給品などを宇宙ステーションに送り込む。

 顧逸東氏によると、中国は現在、大型ロケットを開発しているほか、海南・文昌に新しい発射場も建設している。完成すれば、汚染・公害のない次世代ロケットと新型宇宙船の打ち上げというニーズを満たすことができる。(編集SN)

 「人民網日本語版」2009年9月1日

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